私は様々な多肉植物・サボテンの種子を購入してきました。
多肉植物・サボテンの種子を欲しがる方は結構いるという印象です。
もし、多肉植物・サボテンの種子で余っている種子があれば、販売してみましょう。
多肉植物・サボテンの種子を販売方法
多肉植物・サボテンの種子を販売方法を紹介します。
今回は簡単に販売できるヤフオクとメルカリを想定して解説します。
まずは、種子を販売するメリットを解説します。
多肉植物・サボテンの種子を販売するメリット
以下が主なメリットとなります。
様々な品種を揃えることができる
輸入してきた余った種子を売ることで、ある程度、購入金額を回収できます。
そうすると、金銭的負担が減り、様々な品種の種子を購入できるようになります。
収入になる
余っている多肉植物・サボテンの種子を販売することで、ある程度収入を得ることができます。
仮に、輸入してきた種子を販売したとしても、購入金額を上回るだけ売上を上げれば、収入になります。
販売の準備
手軽に販売できる、ヤフオクとメルカリを前提として解説します。
利益を得るにはコツがいるので、その辺も紹介します。
まずは、販売の準備について解説します。
予め準備するもの
ヤフオクやメルカリで出品する際に、予め用意しておいた方が良いものです。
詳細を解説します。
感熱方式ラベルプリンター or テプラ
厳密にはテプラもラベルプリンターです。
宛名を作成するのに使用します。
少なくとも、PCと連動できるものを選びましょう。
メルカリを想定すると、スマホに対応している方が住所をコピペできるので良いかなと思います。
なお、ラベルプリンターには「感熱方式」によるものと、「熱転写方式」のものがあります。
感熱方式は、1枚あたりのラベルのコストパフォーマンスに優れています。
代表的なプリンターはQL-820NWBで私も所有しています。
一方、熱転写方式の代表はテプラになります。
どっちが良いのかというと、
ラベルプリンターを持っていなければ、熱転写方式のテプラ系のプリンターがオススメです。
丈夫なラベルができるので、宛名以外にも使用できます。
大量に宛名ラベルと作りたいなら、感熱方式ラベルプリンターがオススメです。
自分の住所のはんこ
手書きするのが面倒なので、用意したほうが良いです。
ラベルプリンターでも代用がききます。
チャック袋
チャック袋とは、ジップロックみたいなチャックがついた袋です。
種子を入れるための袋です。
容易に密閉できる袋なので、必須だと思ったほうが良いでしょう。
薬包紙
種子がある程度大きい場合には、チャック袋に直接入れれば良いです。
ですが、種子が極めて小さい時は薬包紙に包んで、チャック袋に入れるようにします。
包むのに手間がかかるので、小さい種子を取り扱わないというのも手です。
梱包材、種子を保護するもの(ぷちぷち)
種子が潰れたりするので、保護するものは必要です。
第4種郵便物で発送する場合は、中身が確認できるように、透明なものにしましょう。
ぷちぷちで良いと思います。
テープ
テープはいくつか使いみちがあるので、用意しておきましょう。
・封筒の中で種子が動かないように固定する
・ぷちぷちを閉じるために使用する(シーラーがない場合)
封筒の封はテープでは固定しないほうが良いと思います。
封筒
第4種郵便で発送することを考慮すると、窓付きの封筒が良いでしょう。
中身が見えるので、郵便窓口での対応が楽です。
ヤフオク、メルカリで出品する
ヤフオク、メルカリの規約に沿って出品します。
売れやすくするポイントがいくつかあります。
ポイント2:検索に強いタイトルをつける
ポイント3:相場に沿った価格を設定する
ポイント4:価格設定を低くする
ポイント5:適切な説明文を記載する
適切な画像を追加する
顧客はイメージが沸かないものに対しては、購入欲が出てきません。
特に、種子は発芽の保証がなかったり、生長後の姿が分からないのでその傾向が強いです。
以下のような画像を追加しましょう。
・生長後のイメージ画像、写真
1枚目の画像はアイキャッチ画像となるので、顧客を引きつける画像である必要があります。
このアイキャッチ画像は影響力が極めて大きいので、購買率や自身の評価に大きく響いてきます。
適切かつ誠実な画像にしないと、色々と問題が発生します。
良い例と悪い例を紹介します。
・生長後のイメージ写真に商品タイトルや種子であることを記載した画像
・タイトルで補う(画像次第のところはある)
ポイントは、商品が種子であることが分かる画像で、種子が生長した結果が想像できる画像を設定することです。
注意点として、生長後のイメージ画像が実際に生長した植物の画像のみというのはやめましょう。
これは、商品自体が植物に見えてしまうためです。誤解を招く原因になり、不信感を与えるためやめたほうが良いです。
今回はヤフオク、メルカリに関してですが、別プラットフォーム(販売サイト)を使用する場合は、1枚目の画像が商品そのものでないとNGのケースもあります。気をつけましょう。
検索に強いタイトルをつける
タイトル欄(商品名欄)には、40文字程度入力することができます。
顧客は商品を検索して商品を探しますので、検索に強いワードをタイトル(商品名欄)に設定します
検索での影響が大きいので、検索ワードを記載するようにします。
タイトル欄の特徴として、タイトル欄で完璧に商品について理解できる必要性はないということです。
特にメルカリの場合は、タイトルのワードの優先度が高いので、検索ワードは全てタイトルに含めるようにします(今後のアップデートで変更になる可能性はあります)
あまり良くないワードが含まれているのですが、ありがちなタイトルの例です。
(2) 新鮮フレッシュ 多肉植物種子 hogehoge 種10粒 レア 珍しい 発芽確認
(1)に含まれている検索ワードは新鮮、フレッシュ、hogehoge、種子、発芽確認の5つです。
(2)は新鮮、フレッシュ、多肉植物、種子、hogehoge、種、レア、珍しい、発芽確認の9つです(種子と種の扱いが微妙なところですが)
(2)の方が優れたタイトルになります。重要なワードは説明欄ではなくタイトルに全て入れるようにしましょう。
相場に沿った価格を設定する
そのまんまです。
やりがちなのが、儲けたいばかりに高い値段をつけてしまうことです。
値段は売れる・売れないに大きく影響するので、相場に沿った価格を設定しましょう。
価格設定を低くする
相場に沿っていても、値段が高いと売れにくいです。
売れない場合は、価格を下げることも考慮に入れましょう。
ただ、価格は利益に直結するので、単純に下げるだけだと利益が下がってしまいます。
種子の場合は、種子の数を減らして価格を下げるという方法がありますが、原価が高く付くというデメリットもあります。
例えば、20粒3000円が相場だと明確である場合があったとして、以下のような売り方をします。
・20粒3000円
・10粒1500円 x 2パッケージ
10粒1500円は2パッケージ販売する必要があるのと、送料、梱包材の費用が2倍になります。
このような場合、10粒1600円のようにして、少し値段を上げて送料、梱包材の費用を回収できるようにしておきます。
また、オプションを考えておくと良いでしょう。
・20粒買ってくれたら、3000円で売ると説明欄に書いておく。お得感がでて、相場通りの値段で買ってくれる可能性が残る。
・1600円でだめなら、1500円にする(送料、梱包材費の回収は諦める)
適切な説明文を記載する
説明欄には商品名、商品スペック、発送方法などを記載します。
説明欄は長文を記載できるので、人によって大きな差がでます。
説明欄の記載のポイントは以下となります。
・人が読むことを前提として、購入につながるように誘導する文章を記載する。
・「うそ、大げさ、まぎらわしい」内容を記載しないこと。
これらについて、解説します。
人が読むことを前提として、購入につながるように誘導する文章を記載する
数字的な根拠は出せないのですが、経験上、説明欄は以下の傾向があります。
・1行でも記載があれば、他の要素がしっかりしていれば売れる。
・考えられた説明欄があれば影響は大きい
まず、説明欄に全く書かないのは絶対にやめましょう。マジで売れないです。
タイトルが商品名で売り物が分かりやすく、画像、値段設定が良くても、まず売れないです。
説明欄が空欄だと、仮に商品を購入したくても、販売者が何者か全くわからないので、やめようかという考えになってしまいます。
販売者側からすると、買いたいならコメントとか即購入すれば良いじゃんと思うかもしれないです。
でも、良く分からない人から、そこまでして買いたいことってほとんどなくて、顧客は諦めるという選択をします。
ただ、説明欄が数行でも記載があると、なんとなく人となりが見えるので安心感が出てきます。
極端な話、商品説明関係なしに「値下げ交渉しません」という一言でも書いてあると、全く記載が無いよりかは遥かにマシです。
つまり、ここまでの話で言えるのは、ある程度売れる商材なら、説明欄は適当で良いということになります。
ですが、数を売るとなると、購買につながる強い説明が欲しいところです。
以下は書いておくと良いでしょう。
・謳い文句、パワーワード:顧客が商品を買いたくなるような、文章やワードを記載する。
・客観性のある情報:スペックなど。
・自身のポリシー:値下げしません、評価xxx以下とは取引しないなど
・自身の環境:動物飼っている(アレルギー気にする人向け)、虫が混入する可能性ありなど
・発送方法、タイミング:気にする人多いので必ず記載する
・ハッシュタグ:必要に応じて、関係の無いタグは不可
謳い文句はターゲットにもよるので、難しいところです。
私もそこまで詳しくないですが、以下をおさえておくと良いでしょう。
- 数売れているように見せる(本日入荷した、本日販売の準備ができましたなど)
- 簡単であること
- 失敗しない、しにくいこと
「うそ、大げさ、まぎらわしい」内容を記載しないこと
例えば、ポイント2で「新鮮フレッシュ 多肉植物種子 hogehoge 種10粒 レア 珍しい 発芽確認」というタイトルをつけていましたが、実は危険なワードが含まれています。
・本当にhogehogeという品種なのか?
・レア、珍しいって本当?
・本当に発芽確認をしているのか?
自分で交配させて種子を取得したり、実際に裏をとっていれば新鮮、フレッシュと言えるかもしれないです。
ただ、そうでない場合に新鮮、フレッシュと説明してしまうと、うそ、もしくは大げさな表現となります。
また、そもそも多肉植物の種子の新鮮、フレッシュの定義って何という話もあります。
「うそ、大げさ、まぎらわしい」表現にならないようにするには、極力客観的な内容のみ記載するようにします。
例えば、新鮮、フレッシュという代わりに「2021/1月に輸入したばかりです。」と言い換えるようにします。嘘でもないし、大げさでもありません。
顧客は最近輸入した種子だから、新鮮な種子なんだなと思うかもしれないです。
ただ、実際のところ新鮮な種子である保証は無いですが、それは顧客が客観的な事実から判断しているだけなので、問題ありません。
上記の例では、以下のような対応が考えられます(あくまでも一例で色々やり方はあると思います)
・本当にhogehogeという品種なのか?→hogehogeという名の種子を輸入した。
・レア、珍しいって本当?→園芸店ではあまりないなら、直球でレア、珍しいとする。枕詞つけたいなら、「園芸店であまり見ない珍しい品種です。」
・本当に発芽確認をしているのか?→同じロットで確認済み。ただし、発芽の保証はない。
※個人的な考えとしては、あまりに程度がすぎると、胡散臭くなってきて、責任丸投げみたいな印象になると思っています。なので、ほどほどで良いと思います。「hogehogeという名の種子を輸入した。」あたりは割り切って「hogehogeの種子です。」くらい言った方が良いかなとは思います。
発送方法
種子の発送方法として、第4種郵便で発送することが多いです。
理由は安いためです。
ヤフオク、メルカリの匿名配送は200円程度かかります。
大体100円の差ですが、種子の単価は安いので送料が利益に大きく響いてきます。
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まとめ
多肉植物・サボテンの種子を販売方法を紹介しました。
出品してから、必要なものを準備すると間に合わないので、予め準備しておきましょう。
必要なものリスト