こういった疑問に答えます。
対象の読者
「自分が育てた株と他の人が育てた株って生長速度がぜんぜん違う」と感じた方
本記事の内容
・早く生長させるためのポイントの解説
・早く生長させることのデメリット
・ノウハウ
私も経験があって、実生1年経過後のパキポディウムのエブレネウムの大きさが、他の人と比べて小さいなぁってことがありました。
翌年、再トライしたらグングン大きくなりました。
早く生長させるためのポイント
重要なのは育てる環境です。
水やり、土、鉢なども重要ではあるのですが、結局、育てる環境が大きく影響します。
・長く日が当たる所
・昼と夜の寒暖差がある所
・生長する温度帯が長いこと
それぞれ解説します。
日当たり良好なところ
長時間日光が当たる環境があると生長が良くなります。
光の強さより、光が当たっている長さが重要です。
なので、日当たりが良いところに置いて、光が強すぎるのであれば遮光するのが良いです。
春と秋なら遮光率20%位、夏は50%位の遮光ネットが良いでしょう。
昼と夜の寒暖差がある所
多肉植物・サボテンの自生地は昼と夜の寒暖差がある地域であることが多いので、寒暖差があることが望ましいことが多いです。
全ての種が該当するわけではないので、事前調査は必要。
寒暖差は、育てている場所に依存するので完全にコントロールするのが難しいです。
温室を使用して、開閉によって温度差を作ると良いでしょう。
生長する温度帯が長いこと
多肉植物、サボテンを育てていると「休眠」というワードが出てきますが、休眠するような温度帯にならなければ休眠させる必要はありません。
生長期が長いほど、早く大きくなります。
種まきするなら、生長期が一番長くなる時期に蒔くと良いです。
早く生長させることのデメリット
・間延びしやすい
・割れる時がある
解説します。
間延びしやすい
茎が伸びてしまうことがあります。
そのため、枝や刺座の間隔が長くなってしまい、見た目が悪くなります。
特に、大きい株の場合は目立つので注意が必要です。
割れる時がある
急に大きくなると、多肉植物・サボテンの表面が大きくなるのについていけず、割れてしまうことがあります。
サボテンに多い傾向があります。
個人的なノウハウ
試行錯誤中なので、断言できないのですが参考になれば幸いです。
個体差はある
数多く種まきして思うのは、すぐに大きくなる個体やあまり大きくならない個体が出てくることです。
可能ならば、数蒔いて選別するのが良いです。
あまり密集させない
密集している状態でそのまま生長させると、どうしても弱い個体があまり生長しない状態になってしまいます。
それなりに影響があるので、間隔を開けると良いです。
根は極力切らない
根があまり生えていない頃の話です。根が詰まっていたり、だめな根は取り除いてください。
元気な根を切ってしまうと、明らかに生長が鈍るので注意が必要です。
春から夏にかけては遮光する
遮光しないとどうしても焼き過ぎになってしまいます。赤くならない程度で緑色を保つくらいが丁度良さそうです。
赤くなってしまうと生長が鈍る感じはあります。
まとめ
多肉植物・サボテンをより早く生長させるにはどうすれば良いのか?について解説しました。