多肉植物の種子の輸入について、割と検索してアクセスする人が多いみたいなので取り上げようと思います。
多肉植物の種子を個人輸入したい人向け
多肉植物の種子の輸入について(ケーレス、メサガーデン)
前に、Koehres(ケーレス)で購入した話をしたのですが、あれから数回購入しました。
また、Mesa Garden(メサガーデン)でも購入しました。
以下の記事でも種子の輸入を取り上げていますので、興味のある方はケーレスで多肉植物の種を購入しましたの記事をどうぞ。
また、実際に購入したリストをケーレスで種子の購入(2020年ラスト)で紹介しています。
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参考になれば幸いです。
Mesa Gardenは数年前とは状況が変わり、ECサイトの更新とphytoがつけられるようになりました。そのため、再び日本から購入することができるようになりました。
日本から購入できないような記載のサイトもありますが、古い情報です。
どちらのサイトも、基本的には欲しい商品をカートに入れて購入すれば問題ありません。
ただ、気をつける点がそれぞれあります。
Koehres
ECサイトと支払いが連動していないので、メールで送られてくるInvoiceを参照して支払う必要があります。
ほぼpaypal一択なのですが、paypalで支払う際にpaypalのメモ欄にカスタマー番号を記載する必要があります。
Mesa Garden
植物検疫証明書(phytosanitary certificate)をカートに追加する必要があります。
カートを選択して、購入する的なボタンを押して次に進むと、phytoを追加する的なチェックがあるので、チェックを入れるとカートにphytoが追加されます。
追加できない場合は、検索窓からphytosanitaryを検索するとカートが出てきます。
各サイトの特徴
koehresは幅広い品種を取り揃えています。大体、2週間から1ヶ月程度で物が届きます。
珍しいものも置いているのですが、在庫はなくなると商品ページを消すようなので、何を売っているのか把握したい場合は定期的に覗く必要があります。
Mesa Gardenはphytoが$70程度で高いですが、Conophytumが充実しており、レアなものを購入すれば割と元は取れるかなと言う感じです。
昔は物が届くまで、半年程度かかったような記載も見かけたのですが、最近は早いようで1ヶ月程度で物が届きます。
輸入・税関周り
多肉植物の輸入はワシントン条約に引っかかる部分もあるので、必ず確認しておきましょう。
CITES1、2、3があり、CITES1は事前に輸入申請が必要で、適切な輸入する理由が必要です。
趣味でやるには厳しいです。
CITES2以降は例外もあるので、特に問題ないことも多いです。
輸出入のトラブルは面倒くさいので、販売側も対策を入れていることが多々あります。
グレーな対策もあり、それで通ってしまうので税関はガバガバな部分もあるなと感じます。
あまり、名指しで記載するのもあれなので、輸入あるあるを上げておきます。
・品目が植物かそうでないか
植物の場合は税関で複数回チェックが入り、ほぼ確実に開封されます。植物以外の当たり障りのない品目の場合は、開封されないケースもあります。
・金額欄の値が実際と違う
実際の金額よりもかなり安い金額が記載されているケースが多々あります。物品にもよりますが関税対策だと思われます。
・種子は見た目からは判断できない
ラベルと種子がおおよそ一致していれば通過のように思えます。つまり、ガバガバです。
なお、現地球は見た目から判断できるのでガバガバになりようが無いです。
Q&Aコーナー
Q:英語はできる必要はあるか?
A:ありますが、わからなければ翻訳サイトにかければ良いと思います。
ただ、当たり前なことですが、文章の中身が理解できるかどうかは別問題です。
輸出入に関する連絡がある場合もあり、事前知識がないと中身が良く分からないこともあるかと思います。
CITESとphyto周りは一読して、理解しておいた方が良いです。
Q:CITES1の種子が販売されているが輸入できるのか?
A:販売側に相談してみましょう。種子の輸出入に長けています。
koehresの場合は相談しなくても、購入すればメールがきます。
販売側も輸出入のトラブルは避けたいと考えていると思うので、定番なところで購入すれば、変なことにはならないと思います。
Q:送料、手数料はどのくらいかかるのか
A:各自で調べてください。特にケーレスに関しては計算が面倒です(´・ω・`)
Mesa Gardenはトータル1万程度掛かります。ある程度数を購入しないと、コスパ悪いと思います。
ただ、レアや種子を購入したり、育てて数株ヤフオクとかメルカリで売ればペイできるので、あまり気にしなくても良いかなとは思います。
Q:関税はかかるのか?
A:うる覚えですが、種子は関税自体はかからないのですが、消費税・地方税がかかるので一定金額を超えると支払う必要があります。
郵便局員が来るので、税金+郵便局の手数料(¥200)を支払います。
支払いがあるかどうかは運次第という記載も見かけますが、一定金額を超えた場合は基本的には支払いがあります。
おそらく、金額欄が安く記載されていて、関税を回避していると思われます。
正直なところ、種子に関しては関税はそこまでかからないので、気にしなくて良いかなと思います。
Q:輸入してはいけないものを送ってもらうとどうなるのか
A:実体験は無いですが、軽微なら税関で破棄してもらうことが多いようです。
破棄に関する承諾書が送られてきて、記載して送り返せばおしまいとなるようです。
ただ、植物防疫法により懲役刑もしくは罰金の可能性があり、実際に罰金刑となった事例もあります。
輸出入の申請漏れ、記載間違いなどの誤りは起こさないことが大原則なので、
やらかしたので破棄すれば良いやという考えは、基本的にはありえないことです。気をつけましょう。
Q:発芽率はどの程度でしょうか
A:品種自体の発芽率によるのと、ハズレはあります。
全体的に見ると、自分のところで交配、即まきより発芽率が低くて、国内の古い種子より発芽率が高い印象です。
ただ、全く発芽しない場合もあり、当たり外れはあると考えておいたほうが良いです。
Q:品種は正しいのでしょうか
A:蒔いてみないとなんとも言えないです。今まで、明らかに違うものはなかったです。
Q:種子の数は正しいのでしょうか
A:記載の数+aくらいは入っています。
2020/10/21追記
Youtubeに輸入方法についての動画をアップロードしました。
輸入方法とケーレスで人気の品種を買う方法を紹介しています。
まとめ
多肉植物の種子の輸入について紹介しました。
輸入しようとしている or 輸入したは良いけど、その後どうすれば良いのか、以下の記事で紹介しています。
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