サボテン 多肉植物

多肉植物とサボテンの化粧土について

2021-02-03

多肉植物やサボテンの土には、培養土を使用しているけど化粧土って何? 化粧土って必要なの?

本記事では、化粧土について解説します。

多肉植物とサボテンの化粧土について

化粧土は植物を植えた表面に敷く土のことです。

素材によって、化粧砂、化粧石とか言ったりもしますがここでは、化粧土で統一します。

この記事では以下の流れで解説します。

・化粧土を使用するメリット
・化粧土を使用するデメリット
・化粧土を使用するポイント

 

化粧土を使用するメリット

化粧土を使用する主なメリットとして以下が挙げられます。

・マルチング効果が得られる
・見栄えが良くなる
・乾燥具合を把握しやすい
・表土の粒の粗さを調節できる

それぞれ解説していきます。

マルチング効果が得られるため

そもそもマルチングとは、以下のような定義です。

マルチング (Mulching) とは、畑の表面を紙やプラスチックフィルム等で覆うこと。被覆資材の種類や被覆方法によりさまざまな効果が得られる。

参考資料:Wikipedia

定義上、紙やプラスチックフィルム等となっていますが、化粧土でも同じような効果が得られます。

多肉植物、サボテンで栽培で得られるマルチング効果としては、以下が挙げられます。

・雑草が生えにくい
・培養土の粒構造を維持しやすい
・土の温度変化を防ぐ
・培養土の跳ね返りを防ぐ
・培養土の乾燥を防ぐ
・虫が入りにくくなる

 

理由を解説します。

雑草が生えにくい

化粧土が無機質の場合、雑草が生えるのは培養土になります。

培養土は化粧土に隠れて、光が当たりにくくなるので雑草が生えにくくなります。

培養土の粒構造を維持しやすい

水やりの際、直接水がかからないので土が変形しにくくなります。

土の温度変化を防ぐ

直射日光が培養土に当たらなくなるので、温度変化がしにくくなります。

培養土の跳ね返りを防ぐ

「培養土の粒構造を維持しやすい」と理由は同じで、水やりの際に直接水がかからないので、培養土が跳ねるのがほとんどなくなります。

培養土の乾燥を防ぐ

直射日光が当たらないため。また、化粧土の素材によっては、表面が蓋のような状態になって、乾燥しにくくなります。

場合によってはデメリットにもなるので、気をつけましょう。

虫が入りにくくなる

化粧土が無機質の場合、虫が寄りにくくなります。

 

見栄えを良くするため

培養土は様々な土が混在しており、統一感がない感じに見えてしまいます。

これを、粒の揃った土を表面に敷いたり、きれいな石に統一したりすると見栄えが良くなります

乾燥具合を把握しやすくするため

表土を同一系統の土にすることで、土が濡れているか、乾いているかどうか色で判断しやすくなります

赤玉土か鹿沼土が分かりやすくておすすめです。

多肉植物とサボテンで使用する赤玉土について

続きを見る

多肉植物とサボテンで使用する鹿沼土について

続きを見る

 

表土の粒の粗さを調節できる

培養土の粒が大きすぎて、種子が土の中に沈んでしまう場合に、粒の小さい化粧土を使用することで種子が落ちないようにすることができます。

化粧土を使用するデメリット

化粧土を使用するメリットを紹介しましたが、デメリットも存在します。

化粧土の素材に影響しますが、以下のようなデメリットがあります。

・乾燥具合が分かりにくくなる
・固形状の追肥ができなくなる
・化粧土を残したまま植え替え、鉢増しが難しい
・手間がかかる

 

乾燥具合が分かりにくくなる

化粧土の素材が石になると、乾燥具合が分かりにくくなります

多肉植物、サボテンを育てるのに乾燥具合の把握は重要なので、かなりのデメリットとなります。

固形状の追肥ができなくなる

培養土と乖離しますので、追肥ができなくなります。

液体肥料で与えるようにしましょう。

化粧土を残したまま植え替え、鉢増しが難しい

植え替えの作業時に、培養土と化粧土が混ざってしまいがちです。

高価な化粧土を使用している場合、影響が大きいです。

なお、鉢増しとは土は極力そのままにして、別の鉢に植え替えることです。

植え替えとの違いは、土をそのままにするので、植物へのダメージが少ないところです。

手間がかかる

化粧土は見た目に影響するので、凝り始めると手間がかかってきます。

例えば以下のような場合です。

  • 粒のサイズの統一をしたくなる→ふるいにかける
  • 植え替え時にひと手間増える

化粧土を使用するポイント

化粧土を使用するポイントとしては以下です。

・初物、育成株、実生なら機能性重視
・インテリア、エクステリア要素を重視するなら見た目重視

 

初物、育成株なら機能性重視

気に入った多肉植物やサボテンを購入して、よりおしゃれにしたいという気持ちは分かります。

おしゃれな鉢に白い軽石、黒い富士砂を使用して、表土の色を統一したくなるでしょう。

また、鉢、化粧土、珍しい植物がセットになった魅力的な商品も販売されており、手に取ってしまいがちです。

購入するのは良いのですが、肝心な育て方が分からずに育てた結果、ダメにしてしまってはもったいないです。

化粧土観点でいうと、初めて購入する品種であるならば、乾燥具合が分かりやすい化粧土を使用しているものを選んだり、使用するようにしましょう

多肉植物、サボテンを育てるにあたり失敗しがちなのは、水、日光の過不足、風通しが足りないことです。

目に見えやすくなるので、失敗しにくくなるでしょう。

インテリア、エクステリア要素を重視するなら見た目重視

ある程度、育て方が分かっているなら見た目重視で選んで問題ないと思います。
化粧土によって印象が変わるので、より多肉植物、サボテンライフが楽しめると思います。

まとめ

今回は、化粧土について解説しました。

化粧土を使用したことが無い方は、使用してみると良いでしょう。見た目が良くなるので、より一層愛着が湧くと思います。

ゼオライト 400g【3袋セット】オザキフラワーパーク ozakiflowerpark zeolite

 

created by Rinker
ダイオ(Dio)
¥895 (2024/12/03 18:42:31時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
ハイポネックス
¥553 (2024/12/03 18:42:29時点 Amazon調べ-詳細)

-サボテン, , 多肉植物