以前から気になっていたサボテン全書を購入したので、読んだ感想など紹介していきます。
多肉植物全書に続いて、サボテン全書を購入。感想は以下。
・多肉植物全書と同様に写真のクオリティは高い。
・交配のための花粉保存のような項目もあり、図鑑+a要素があるのが良い。
・MtGのカードみたいな匂いがする。懐かしい。 pic.twitter.com/ikRxzFDaz9— draftone_ch (@DraftoneC) May 27, 2021
サボテン全書の基本情報
原産地の希少株とタイ国内で栽培されていた株の写真をメインとした書籍である。
ハードカバー、392ページでまさに専門書という感じである。
お値段は税込みで4950円である。書籍としてはまあまあ高い部類に入る。
著者
原書の著者は、タイを代表する気鋭のサボテン栽培家、品種改良家、ライター。
サボテン全書はその書籍の翻訳本である。
パワポン・スパナンタナーノン (著), 飯島 健太郎 (監修), 大塚 美里 (翻訳)
書籍の構成
書籍の構成は以下のようになっています。
・始めの数十ページにはサボテンの基本情報、育て方、増やし方が記載されている。
マニアックな内容ではなく、基本的な内容である。
・それ以降は図鑑である。属ごとに一般的な説明が書かれていて、写真が掲載されている。
感想
基本的には、多肉植物全書と同じである。
感想を述べる前に大前提として、「図鑑には全ての品種は網羅されていない」と考えている。特に、本書は全書という名前なので勘違いしやすいが、基本的に図鑑で品種が網羅されているというのはありえない。新たな品種の発見や交配など、情報が膨らんでいくので掲載スペースが限られる書籍に、全て載るということは無い。
つまり何を言いたいのかと言うと、hogehogeという品種が掲載されていないから評価を下げるということは無いということである。
また、偏りは仕方なしというのが私の考えであり、書籍に網羅性を求めてはいない。ググれば良いと考えている。
ツイートもしたが、率直な感想としては以下。
- 説明書きが思ったよりある。
- 写真のクオリティは高い。鮮明という表現が正しいのかもしれない。
- 植物の全体ではなく、特徴を映し出したものが多い
- 買って良かった。
説明書きは各属ごと記載がある。著者の主観的な内容も若干含まれるが、中身がある内容であり良いものだと思う。
写真については著者の意向が反映されている感じがある。植物全体の写真が無いものもあり、写真からどんな植物か分かりにくいものもある。ただ、その植物の最も特徴的なところを撮影しているのだと考える。
私は素直に買って良かったと思っている。理由は写真のクオリティが高いのと、概要を知りたいときに丁度良い説明があるためである。
書籍のイメージはAmazonのイメージを確認してほしい。2021/5月現在だと6点イメージがある。多肉植物全書と違って、説明文のページのイメージもある。
おすすめするユーザ属性
私がおすすめするユーザの属性は以下。
- 色んなサボテンに興味がある
- ググるのではなく書籍が欲しい
- 属の情報がある程度知りたい
- 図鑑が欲しい
価格は4950円である。妥当な価格かなというのが正直な感想。フルページカラーであるし、写真のクオリティが高いので素直に買いだと思う。
サボテンの図鑑が欲しいという方は素直におすすめできる。中途半端なものを購入するよりも満足できるのではと思う。
まとめ
サボテン全書について紹介しました。中途半端な図鑑を購入する位なら、これを購入したほうが不満がないと思います。