サボテン 多肉植物

【失敗しない】多肉植物での腰水の方法について

2021-01-24

多肉植物の種子の水やりで腰水ってよく聞くけどどうやれば良いのかな? いつまで腰水やれば良いのだろう?

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

・一般的な水やりと腰水の違いについて解説
・どのようなタイミングで、いつまで腰水すれば良いのか解説
・腰水の方法

 

今回は、腰水の方法について解説します。

本記事を読めば、一般的なじょうろでの水やりと腰水の違いについて理解できます。

また、どのようなタイミングで、いつまで腰水をすれば良いのか理解できます。

腰水のやり方だけ知りたい方は、「腰水の方法」からご覧ください。

一般的な水やりと腰水の違いについて

 

腰水とは水やりの方法の1つです。

一般的にイメージする水やりと腰水について解説します。

一般的な水やり(潅水)の方法

鉢の上から水をかけて、土を湿らせる方法です。

じょうろや水差しを用いて、上から水をかける方法です。

腰水

腰水とは、水を入れた容器に鉢を沈めて土を湿らせる方法です。

つまり、鉢底から水をやるというのが腰水という方法です。

腰水の例。トレーは専用品ではなく、A4用紙入れるトレーを使ってます。

どのようなタイミングで、いつまで腰水すれば良いのか

 

次に、以下を解説します。

  • なぜ、腰水で水やりをするのか?
  • いつまで腰水をするのか
  • 腰水がNGのケース

なぜ、腰水で水やりをするのか?

主に以下の理由で腰水をします。

・鉢の上から水をやると問題がある場合
・長期間に渡って水をやりたい場合

例えば、表土に種子を蒔いてあり、上から水をかけると流れてしまう場合に腰水をします

また、実生の時は長期間に渡って、土が湿った状態にする必要があるので腰水をします。

いつまで腰水をすればよいのか

ここで、「いつまで腰水すれば良いのだろう?」ということに答えていきます。

腰水をする期間は、以下のタイミングとなります。

・実生のタイミング
・発芽から生長株になるまでの一定期間

先に結論を言ってしまうと、

腰水から上からの潅水に切り替える1つのタイミングとしては、発芽してから生長の変化があまり見られなくなった時です。

もう少し詳細に説明します。

実生のタイミング

種子が発芽するには、一定期間湿度が必要なので腰水が適していると言えます。

また、腰水だと種子が動かないので安定して育てることができます。

腰水のメリットが大きいから、腰水をするんだね!

発芽から生長株になるまでの一定期間

おそらく、大半の方が良くわからないと言っている期間のことだと思います。

結論を言うと、発芽したら腰水を続ける必要はありません

理由は、一定の湿度を保つ必要のある期間は、発芽するまでのため。

ただ、いくつかの要因から腰水を続けることになります。

・発芽してからある程度の期間は、植物内に水分を保てる量が少ないので水やりの頻度が多いこと。
・多湿の影響がほとんどなく、根腐れすることはあまりないこと。
・発芽しても根が短く、上から水をやると流れてしまう可能性があること

ポイントをざっくり、まとめると

多湿の影響が出てくる前までは、腰水を続けても良い。ということになります。

多湿の影響が出てくるタイミングとは?

品種、環境(時期、地域、置き場所など)で影響の出方が違います。

書籍などで述べられている腰水期間は、1ヶ月から1年程度と言われています。

大体は1ヶ月から3ヶ月程度だと考えたほうが良いです。

それ以上の期間は、特定の品種であったり、ノウハウを積んだり、良い環境を作り上げたりしないと、多湿の影響が大きく出てしまいます(室内LED栽培で安定した環境を作り出すなど)。

腰水を続けても良い?

先程、腰水を続けなくても良いという話をしました。

それは、上からの潅水にも、腰水にも、それぞれメリットがあるからです。

上からの潅水のメリット

・ホコリや害虫などを洗い流すことができる
・適切な湿度変化になりやすい

腰水のメリット

・表土への影響が少ない
・大量の鉢に安定した水やりをすることができる

 

腰水を続ける人が多いのは、水やりの容易化のためにやっている方が多いかな思います。

 

腰水がNGのケース

多肉植物・サボテンの生長した株に腰水はNGです。

理由は多肉植物やサボテンは乾燥を好む傾向で、長期間の蒸れは苦手なためです

上から水をかける方法だと、植物が水を吸い上げたり、周りの環境などで自然と土が乾いていきます。

ですが、腰水だと乾くことが無いので、根腐れなどの原因となってしまいます。

他の植物だと、旅行とかで長期間水をやれない時に、腰水をしたりします。多肉植物はそれをしてしまうとかえってだめになってしまいます。

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腰水の方法

腰水の方法について説明します。

育てる規模、環境によって使用する道具を変えて問題ありません。

必要なもの

底面用のトレー
(多肉植物を育てる容器で底面に穴があるもの)
培養土

あると便利なもの

化粧土(目の細かい土)
・上蓋
ポンプ(バケツなどと併用)
ホース
温湿度計

 

手順

まとめ

今回は多肉植物での腰水の方法について、紹介しました。

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