こういう考えから、多肉植物やサボテンを枯らしがちです。
今回は、霧吹きでの水やりについて解説していきます。
霧吹きで水やりをするのってどうなの?
結論から言うとメインの水やりの方法としては、オススメできません。
冒頭の猫ちゃんの疑問に答えると以下のようになります。
多肉植物って乾燥地帯に育っているからそんなに水は必要ないよね?
乾燥地域以外に育っている多肉植物もいますので、水やりは必要です。
また乾燥地帯でも雨季があったりするので、水分0はありえません。
水やりは霧吹きで十分。現地のサボテンは霧から水分を吸収するよね。
諸説あり、はっきりとしたことは言えないのですが、「サボテンは棘があることで霧を水滴化し、水分を吸収する」というのが良く言われています。
確かにそのような話もあるのですが、サボテンを植木鉢で育てていることが大半なので、以下の状態です。
- 土の量が少ない
- 根を張る面積が少ない
その結果、広いところから水分を吸収できません。つまり、現地とは異なる環境下にあるということです。
現地でも、霧が出れば大地が湿るということもあるので、サボテンの棘に依存している訳でもなさそうです。
また、大半のサボテンは根から水分を吸収します。
霧吹きだと根まで水分がいかないことが多く、水分が足りないケースが多いです。
結局のところ、現地環境を再現するのは難しく、日本の環境にあった方法で栽培するのが無難ということになります。
多肉植物に霧吹きで水やりする3ケース
霧吹きで水やりをする場合は、基本的には葉水をする場合です。
葉水とは葉が湿る程度に水やりをすることです。
つまり、根にはほとんど水をやらない方法です。
以下のような時に実施します。
・葉からある程度水分を吸収するので、少しだけ水をやりたい時
・虫を除去したい時、また、寄り付かせたくない時
休眠期に完全に断水すると枯れる恐れがある。また、調子が悪くなる場合
休眠期は生長期と比べて多肉植物が水を吸わないので、鉢の水分が減らずに蒸れた状態が続いてしまいます。
ですが、乾燥には耐えられない多肉植物はありますので、いつもより少なめに水やりをする場合があります。
霧吹きは表土に対しては、水の量をコントロールしやすいので、使用する場合があります。
葉からある程度水分を吸収するので、少しだけ水をやりたい時
いわゆる葉水と呼ばれるもので、葉が湿る程度に水やりをする場合に、霧吹きを使用する場合があります。
虫を除去したい時、また、寄り付かせたくない時
水が嫌いな虫がいますので、水をかけることで防虫することができます。
ただ、普通に水やりをすると多湿になってしまうケースもあるので、防虫だけしたいときに霧吹きを使用します。
おすすめの霧吹き
霧吹きで水やりをしたことのある人は分かると思うのですが、鉢の数が多いとレバーを引く回数が多くなるので大変です。
鉢の数が少なければ、以下のようなレバー式の霧吹きで良いでしょう。
一方、鉢の数が多い場合は蓄圧式の霧吹きを用いることで、ボタン押しっぱなしで水やりができます。
かなりオススメです。
まとめ
今回は、霧吹きでの水やりについて紹介しました。
霧吹きの水やりは、普段の水やりの代わりにはならないので注意しましょう。
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