
前に水やりすぎて腐らせてしまったし、失敗したくないなぁ。
今回は多肉植物の水やりについて解説していきます。
サボテンにも有効です。
多肉植物の水やりの上手なやり方について
多肉植物・サボテンの水やりは育てる上で非常に重要です。
水やりで失敗すると、
・多肉植物が腐ってしまう
最悪の場合、大切な多肉植物をダメにしてしまいます。
水やりに失敗しないためのポイント
ひと口に水やりと言っても環境によってやり方が変わってきます。
ポイントは以下となります。
ポイント②:風通しが良い所に置く
ポイント③:生長期、緩慢期、休眠期を意識する
ポイント④:梅雨、夏、冬に気をつける。
ポイント①:鉢の中まで乾燥する期間を把握する
長期間、鉢の中が乾燥しないと蒸れてしまい根が腐ってしまいます。
乾燥しないうちに水やりをしてしまうことで、水のやりすぎになってしまいます。
品種にもよるので一概には言えないですが、1週間位で鉢の中まで乾燥するのが望ましいです。
多肉植物・サボテンは、毎日水やりすることはほとんど無いです。
乾燥しやすい方が根腐れで失敗はしにくいですが、水やりの頻度は上がります。
コノフィツムのように、頻繁な蒸れと乾燥を嫌う品種もありますので、その場合は、乾燥しにくくします。
乾燥具合は、置き場所や土の種類、鉢の材質などでコントロールします。
事前に鉢に土だけ入れて、どのくらいで乾燥するのか試してみると良いかと思います。
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ポイント②:風通しが良い所に置く
多肉植物・サボテンが乾燥しやすくなるので、蒸れにくくなります。
普段の置き場が室内や風通しが悪い場所であれば、定期的に広い場所に置いてやると良いでしょう。
ポイント③:生長期、緩慢期、休眠期を意識する
多肉植物・サボテンは生長する時期としにくい時期があります。
生長しにくい緩慢期と休眠期は多肉植物が水を吸い上げにくいので、蒸れやすくなります。
生長しにくい時期は、水やりの頻度や量を減らすようにします。
なお、休眠期は断水して良い品種とダメな品種がありますので、事前に調査しておきましょう。
断水して良い品種は、休眠期に水やりが不要になります。
ポイント④:梅雨、夏、冬に気をつける
水やりで失敗しやすい時期は梅雨、夏、冬です。
梅雨の時期は湿度が高く、日照時間が短いので、結果的に蒸れやすく腐らせやすい時期です。
日照時間が極端に短い年もあるので、水やりする際は、天気予報は見ておいたほうが安全です。
夏の時期は、湿度と気温が高いので、蒸れやすい時期になります。
水やりの時間帯としては、日中の水やりは避け、朝か夕方に水やりをすると良いでしょう。
冬の時期は、寒さで多肉植物の活動が緩慢になりやすく、枯らせてしまいやすい時期です。
温かい日中に水やりすると良いでしょう。
以上が、水やりのポイントでした。
鉢の中まで乾燥する期間を調整するには
水やりをする上で、「鉢の中まで乾燥する期間を把握する」というのが大切です。
鉢の中まで乾燥する期間を調整する方法があるので、解説します。
土が乾燥する時間に関係するのは、以下のような要素が絡んできます。
・土の種類
・鉢の材質や大きさ
・多肉植物の種類
・季節
これらを押さえて水やりすることが大切です。
置き場所
置き場所が異なると、日当たり、気温、湿度、風通しが変わってきます。
日当たりが良く、風通しが良いと土が乾燥しやすくなります。
そのため、水やりの頻度が上がることになります。
また、気温や湿度が非常に高い場合、土の中が湿っていると蒸れてしまうこともありえます。
乾燥気味にしたりなど工夫が必要です。
土の種類
培養土の配合や粒の大きさで、土の中まで乾燥するまでの時間が変わってきます。
乾燥しやすいなら、赤玉土を入れて保水力を上げると良いです。
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鉢の材質や大きさ
鉢の材質で乾燥しやすさが変わってきます。
素焼きの鉢だと乾燥しやすく、プラスチック製の鉢だと乾燥しにくいです。
蒸れが極端に苦手な品種については素焼きの鉢をするのも手です。
一般には、プラスチック製の鉢で問題になるケースは殆ど無いでしょう。
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多肉植物の種類
水を好んだり、蒸れが苦手な種類が存在します。
種から育てる場合は、水分が生長した株より必要なので水やりの頻度が上がります。
季節
気温、湿度、日照時間などが変わってきます。
春秋、夏、梅雨、冬を意識しておく必要があります。
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多肉植物の水やりの方法
水やりの方法はいくつか存在します。
多肉植物・サボテンへの水の与え方
多肉植物・サボテンの水やりの方法は複数ありますので、解説します。
水差し、じょうろでの水やり(潅水)
生長した多肉植物への水やりをするのに最もオススメの方法です。
鉢の上から水やりする方法です。
水やりの道具としては、水差し、じょうろのどちらでも良いかと思います。
室内の場合は、水が飛び散らない水差しが良いでしょう。
水差しで土に対して水をやる場合は、たまには、多肉植物の上から水やりをして、ホコリや害虫を流すと良いです。
霧吹き
多肉植物自体とその周りだけが水に濡れて、湿度が上がり、土の中の根にまで水が届かない状態になってしまいます。
そのため、その状態が続くと枯れてしまいます。
例外は実生での成長過程の段階で、根が深くなく霧吹きの方が実生苗が動かないので、霧吹きを使用しても良いです。
霧吹きで水やりをする場合は、蓄圧式のものを使用すると楽に水やりができるのでオススメです。
普通の霧吹きだとレバーを何度も引く必要がありますが、蓄圧式だとボタンを押し続けるだけで水が出るので非常に楽です。
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腰水
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水やりの回数と量
季節や置き場所、土の種類によって条件が異なるので一概に言えないです。
水やりの回数をコントロールするには、環境にあった土を用意して、どのくらいで鉢の中まで乾くのか把握しておくと良いでしょう。
そうすることで、何日おきに水やりをすれば把握できるかと思います。
水やりの量は、鉢底から水が流れるくらいたっぷり水をやりましょう。
水やりの時間帯
季節によって時間帯を変えると良いです。
気温が高ければ、朝か夕方に水やり。
気温が低ければ、昼(日中)が良いでしょう
夜は水分の吸収が良くないとされているので、夜に水やりはおすすめしません。
まとめ
失敗しない多肉植物の水やりを紹介しました。