このような疑問に答えます。
多肉植物の葉挿しって何?
そもそも葉挿しとは何でしょうか。
多肉植物を増やす代表的な方法は4種類あります。
・さし木
・葉挿し
・株分け
葉挿しとは親株から外した葉で増やす方法です
外した葉から発根させ、芽を出すことで増やします。
葉から多肉植物が増えていくので、大量に増やすことは可能ですが、時間がかかる方法です。
葉挿しができる品種
葉挿しが可能な品種を紹介します。
代表的な品種は以下になります。
- セダム
- グラプトペタルム
- アドロミスクス
- エケベリア
- ハオルチア
- チレコドン
葉挿しに必要なもの
葉挿しに必要な道具について解説します。
育成用の鉢かトレー
葉を置くための鉢か、トレーを用意します。
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土
赤玉土かバーミキュライトが良いでしょう。
多肉植物の培養土でも問題ありません。
葉を取り外すためのハサミやカッター
適当なもので良いです。
葉が手で取れる場合もあるので、その場合は必要ないです。
書籍
NHK趣味の園芸 多肉植物 パーフェクトブックには、多肉植物の増やし方について解説があります。
書籍類を持っていないのであれば、1冊持っておくと良いでしょう。
葉挿しの方法
先ほど、「外した葉から発根させる」を書きましたが、どうやって発根させるのか深堀りしていきます。
葉挿しの手順
・手順②:土の上に葉を並べる
・手順③:根を埋める
順番にみていきましょう!
手順①:葉を取り外す
葉を付け根から取ります。
手で取り外したり、刃物を使用して取り外したりします。
刃物を使用する場合は刃物を消毒します。
複数の株で実施する場合は、株ごとに消毒するようにします。
自然に取れる場合もありますが、それはそれで問題ありません。
手順②:土の上に葉を並べる
土の上に葉を1-2cm間隔で並べます。
土の種類は赤玉土かバーミキュライトあたりで、肥料が入っていないものを選択します。
葉は埋めずに置くだけにします。葉の付け根は土に接地しておきます(必須ではありません)
半日陰の涼しい場所に置き、発根するまでは水は与えません。
なお、発根するまで土なしで置いておいても構いません。
手順③:根を埋める
早ければ、2-3週間くらい経過したら葉の付け根から、芽が出てきます。
その後、根が出てくるので、根の部分だけに土をかけて埋めます。
品種によって、芽が出てくるまでの期間は異なるので、数ヶ月かかる場合も十分ありえます。
ある程度大きくなったら植え替えをします。
気をつけるポイント
葉挿しをする場合に気をつけるポイントは次の4点です。
ポイント②:元気な株を選ぶ
ポイント③:病気に気をつける
ポイント④:葉挿しに適さない品種がある
ポイント①:適正時期は生長期の初期
葉挿しするのは、その品種の生長期が始まった時期にするのが良いです。
生長期だと多肉植物が生長していきますので、自然と根が出やすいです。
生長期の終わりの時期だと、大きくならないで生長期が終わってしまいます。
ポイント②:元気な株を選ぶ
元気な株を選ぶというのも、生長しやすいことから、結果的に増やしやすいです。
ポイント③:病気に気をつける
葉を取り外すので、元々つながっていた断面が存在します。
葉を取り外す時に、刃物を使う場合は刃物を消毒します。土も新しい土を使用したり、消毒したりしておきます。
ポイント④:葉挿しに適さない品種がある
例えば、葉挿しがしやすい多肉植物であるエケベリアでも、葉挿しするのが難しい品種があります。
葉挿しが難しいのは、根が出にくいのが主な理由です。
挑戦するのは良いのですが、成功率は低いので葉挿しで増やすのは諦めたほうが良いでしょう。
まとめ
今回は葉挿しについて解説しました。