人によって楽しみ方は様々で、気に入った品種を単品で育てたり、寄せ植えしたりとかがあります。
楽しみ方の1つとして、珍しい品種や希少種を育てるといったコレクター要素があると思います。
今回は多肉植物、サボテンの珍種や希少種には、どんなものがあるのか紹介したいと思います。
多肉植物やサボテンの珍しい品種や希少種について
珍種や希少種である理由
珍しい品種や希少種が存在する理由は、いくつかありますので紹介します。
輸入制限がある
多肉植物やサボテンの原産地は国外ですので、輸入してきて販売されることがあるのですが、品種によってはワシントン条約で輸入制限されている品種があります。
輸入制限があると、国内にある株で増やしていくしかなく、どうしても流通するまでに時間がかかります。
そのため、流通量が増えるまでは入手が難しいです。
増やすのが難しい
増やすのが難しい品種が存在します。
葉挿し、挿し木で増えなかったり、交配で種子が取れにくかったり、発芽しにくかったりするなどです。
流通量が中々増えないため、結果的に珍しい品種となっています。
育てるのが難しい
育てるのが難しいと枯れてしまう可能性が高く、数が増えないということになります。
販売することができるサイズの株が中々増えないことになります。
成長するのが遅い
成長するのが遅いと増やすのに時間がかかります。
その結果、珍しい品種となってしまいます。
当たり外れがある
特定の模様が特徴の場合、その模様が出ない場合はハズレの株となってしまいます。
確実に出ないケースだと、流通量が少ないということになります。
珍しい品種や希少種の入手方法
レアリティが高い品種の入手方法について紹介します。
書籍とかで珍しい品種とされていても、場合によっては入手しやすいこともあります。
なお、ガチで値段が高い場合もあります^^;
値段が高い理由については高価な多肉植物やサボテンとはで解説しています。
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大きく分けて、株を通販や販売サイトから購入する方法と種から育てる方法があります。
ここでは、株を購入する方法について紹介します。
ヤフオク
ヤフーオークションで多肉植物が多数出品されています。
希少種も結構出品されますので、興味のある方は確認してみてはいかがでしょうか。
購入するポイントとしては、
・費用を抑えたい場合は、若い株の購入を検討する
ヤフオクで多肉植物を購入しようで解説しています。
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多肉植物、サボテン専門店
専門店だけあって、珍しい品種が置いてあります。
ただ、手頃な価格の希少種は売り切れということが多いかなという印象です。
おすすめの多肉植物の通販サイト
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多肉植物の珍種、希少種
随時写真や記事を追加していこうと思います。
ケラリア・ピグマエア
小型のコーデックスで、生長が極めて遅い品種です。小さくて太い幹が特徴的な品種です。
写真は実生したものです。
一応、挿し木ができるのですが、挿し木だと太い幹にならないので、幹の太いものがあまり流通していないです。
夏から秋口に、種子・苗が流通している傾向があるようです。種子なら500円/粒くらいが相場です。
たまに現地球がオークションに流れているようです。
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パキポディウム・ウィンゾリー
極端に高価ではなく、株、種子ともに入手しやすい傾向にはあります。
多肉植物の専門店に行けばあるかもしれないです。
その他
- 紀ノ川錦
- セダム・モシニアナム
- チレコドン・ペアルソニー
- アロエ・カスティロニアエ
- ハオルチオプシス・ソルディダ
- 紫李夫人
- モナデニウム'タンザニア・レッド'
- 群卵
- ガステリア・ピランシー錦
- 紅大内玉
- ユーフォルビア・エクロニー
- オペルクリカリア・パキプス
サボテンの珍種、希少種
随時写真や記事を追加していこうと思います。
Copiapoa cinerea(黒王丸)
株、種子ともに流通はそこそこしている印象です。
現地球だと肌が白っぽく粉を噴いているのですが、日本で育てると中々そうならないのが難しいところです。
生長が遅いサボテンと言われていますが、水を与えれば大きくなっていきます。
ただ、現地球ぽさが無くなるので、魅力が半減という感じです。
それっぽく育てるのが難しいというところでしょうか。
物はあるけど高い印象の品種です。
Copiapoa cinerea(コピアポア シネレア 黒王丸)
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Copiapoa griseoviolacea
コピアポアの新種です。
株、種子ともに流通はしていますが、入手可能なタイミングは限られています。
株は大きさの割に高めの印象です。
相場は5,000-20,000円くらいでしょうか。
Copiapoa griseoviolacea 栗星玉
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マミラリア・ルエッティー
小さなボンボンがついたような品種です。
比較的小さな品種です。
実生苗の流通はあまりなく、特定の時期にカキ仔が流れているという印象です。
お値段はそれなりで、5000円前後のことが多いので、そこまで高くないです。
Mammillaria luethyi マミラリア ルエッティ
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松露玉
世界一小さなサボテンと呼ばれている品種です。
そもそも大きくならないのですが、1cmくらいにするのも7,8年かかるそうです。
種子、株ともに入手しやすい印象です。
極端に高価ではないので、欲しいと思えば手に入れられると思います。
ただ、種子から育てるのが難しいようです。
精巧丸
模様が虫みたいな見た目をしている、小ぶりのサボテンです。
割りと流通しています。
多肉植物専門店か通販サイトを見て回れば物はある印象です。
Pelecyphora aselliformis 精巧丸
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Ariocarpus kotschoubeyanus(黒牡丹)
Ariocarpus属のサボテンは全般的に生長が遅いため、高価で取引されています。
Aztekium ritteri(花籠)
生長が遅く個体数が少ないため、高価で取引されています。
現在はワシントン条約附属書Ⅰに指定されているので、指定される前に国内で流通したものが取引されています。
まとめ
今回は多肉植物とサボテンの珍しい品種を紹介しました。
ちょっと珍しい品種を扱っているカクタス長田については、以下の記事で解説していますので興味のある方は見てみてください。
カクタス長田のちょっと珍しい多肉植物
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