サボテンの育て方ってどうすれば良いのだろう。
こういった疑問に答えます。
サボテンとは
サボテンは基本的に温かい時期に生長する植物です。
自生地では様々な場所で育っており、生長する環境は品種によって様々です。
サボテンは英語でcactusで、花言葉は「暖かい心」「枯れない愛」「燃える心」「偉大」です。
サボテンは棘があるのが一般的な認識ですが、とげなしタイプも存在します。
サボテンの種類
サボテンの種類は様々です。
- アストロフィツム
- マミラリア
などです。
詳細は以下の記事で解説しています。
サボテンの種類のデータベース
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サボテンの育て方
サボテンの育て方について、以下を想定した方法を紹介します。
・園芸店から購入した株を育てる
・種から育てる
園芸店から購入した株を育てる
園芸店で購入した株の育て方について解説していきます。
まずはサボテンの名札を確認し、サボテンの種類、品種名を確認しましょう。
必要な道具
最低限必要なのは水やりに必要な「水差し・じょうろ」です。
オプションで
- 雨が当たるなら:簡易温室
- スペースが足りないなら:棚(ラック)
- 植え替えるなら:培養土、土入れ、植木鉢、肥料、手袋
- 害虫駆除なら:薬剤
植え替えなどで必要な道具が出てきますので、必要に応じて購入しましょう。
置き場所
日当たりの良い、屋外の雨の当たらない場所に置きます。
夏は直射日光に強い品種以外は50%程度の遮光します。
冬は昼間は外に出し、夜は室内に取り込むようにします。
氷点下を下回らなければ、外で冬越しも可能ですが、品種によりますので必ずチェックしておきます。
強い西日が当たる場合は、軽く遮光したほうが良いでしょう。
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室内で育てる場合は、窓際に置くようにします。
光が足りないと徒長してしまいます。
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水やり
鉢の中の土まで完全に乾いてから水やりをします。
兜丸のように水は好むが、湿気を嫌う品種もあるので、水のやり方は事前にチェックしておきます。
水のやりすぎは根腐れの要因になります。
12月から3月までは基本的に断水します。
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植え替え
1-2年に1回、植え替えをするのが理想です。
植え替え時期は生長期の春と秋が適正期です。
植え替え時に弱りやすい品種については、2-4年に1回植え替えします。
植え替え時には根を整理するために根を切ります。根が短い場合は切らないでも良いでしょう。
サボテンはとげがあり、株を支えるのが難しいので、とげを通さない手袋を用意すると良いでしょう。
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鉢
生長の観点からは、サボテンの鉢はプラスチック製の黒鉢がオススメです。
鉢が日の光で温まりやすく、根の活動が活発になりやすいためです。
もちろん、オシャレな鉢を使用するのも良いと思います。
サボテンは丸いので、丸い鉢のほうが取り回ししやすいと思います。
どちらの場合でも、サボテンのサイズから一回り大きいサイズの鉢を選択します。
大きすぎると、鉢が温まりにくかったり、土が長い間湿ったままになりやすく、根腐れしやすくなります。
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土
サボテン用の培養土か多肉植物用の培養土を使用します。
土なしでも育てることは可能ですが、土なしで育っているものをお店で買ったほうが良いでしょう。
培養土については簡単でよく育つ多肉植物向けの自家製培養土の作り方で紹介しています。
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病気
すす病、黒斑病
害虫
カイガラムシ、ハダニ、ネジラミ、アブラムシ、ナメクジ
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種から育てる(実生の方法)
種からサボテンを育てる場合について説明します。
種を蒔く時期は5-6月がオススメですが、気温と湿度の条件が合えば一年中実生可能です。
発芽には気温は15度以上、湿度は70%以上が良いと思います。
土は肥料の入っていない土がオススメで、多肉植物の培養土をメインに化粧土を赤玉土微小を使用します。
大半の品種は種子はそのまま蒔いて、土をかぶせません。
実生から1年位は、生長した株とは異なる管理をします。
- 直射日光が当たらない、明るい場所に置く
- 表土が乾いたら水やりをする
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発芽しにくい品種について
太平丸のように、種子の皮が固く発芽しにくい品種の場合は事前に種子の処理を行います。
いくつか方法があります。
・硫酸で10分程度漬ける
・クエン酸を水に溶かして、種子を漬ける
・種子の皮の一部に針で穴をあける
硫酸で10分程度漬ける
硫酸は薬局で購入は可能ですが、本人確認の書類とハンコが必要です。
購入するにはそれ相当の理由が必要です。
世間的に硫酸を購入するのはあまり良い印象ではないようで、購入するのにハードルが高くなっています。
また、硫酸は流しに捨てることはできないため、適切に処理する必要があります。
クエン酸を水に溶かして、種子を漬ける
クエン酸は入手しやすいので、硫酸の代用になります。
効果の実感できていないですが、発芽率が上がったという情報もあります。
種子の皮の一部に針で穴をあける
種子の皮の加工は失敗する可能性もありますが、一定の効果はあるようです。
参考書
サボテンの育て方の書籍が欲しい方は、「多肉植物 サボテン (NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビNEO)」がおすすめです。
サボテンを育てるプロが書かれた書籍なので、内容に関しては間違いないでしょう。
私も所有しており、育てる上でかなり参考にしています。
プロの育て方を参考にしたい方にはかなりオススメします!
増やし方
サボテンは以下の方法で増やすことが可能です。
・挿し木
・交配
株分け
サボテンは子株が出てくる場合があります。
子株を取り外して、植えることで同じDNAのサボテンを増やすことができます。
挿し木
サボテンを切り、茎で挿し木が可能です。
交配
サボテンは花が咲くので、同じ種類の株を2株用意して、人工受粉させることで種を増やすことが可能です。
自家受粉ができるケースもありますが、できない場合は最低でも2株用意する必要があります。
花が咲きにくい種類、花の咲くタイミングもあるので、自分で交配させるのは難易度が高いです。
多肉植物・サボテンの交配方法について
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まとめ
今回は失敗しないサボテンの育て方を紹介しました。